導入事例|日本包装リース|QUICK LevelX r1(Qr1)

 日本包装リースは包装機械や食品機械などに特化した国内唯一の専門リース会社。「包装専門力」をキーワードに掲げ、スペシャリストならではの独自サービスを展開し、銀行系やメーカー系の大手リース会社などとは一線を画す。包装機械関連のさまざまな展示会に出展し、リースの相談や包装関連商品の販売といった、お客さまとメーカーの橋渡しをするなど、リース契約だけでない関係を築いている。

 日銀の異次元緩和などによる超低金利の環境下、リース料率も低下し、金融機関との交渉は神経質にならざるを得ない。1ベーシスポイント(0.01%)でも有利に資金を調達し、少しでもお客さまの要望に応えるべく、2015年7月にQUICKのリアルタイム情報サービス「Qr1」を導入。財務部の谷田部康彦次長は「TIBORやスワップ金利などのデータをタイムラグなく入手でき、交渉が格段にスムーズになった」と効用を語る。

「QUICKを見ている」と言えば、大きなインパクトに

 金融機関と交渉するためには、金融機関が提示するデータではなく、自分ならではの尺度を持つことが大事だと考えていた。以前は日本経済新聞の紙面やインターネットサイトでデータを調べていた。しかし、サイトに掲載されるスワップ金利などは適時性に欠ける情報で限界があった。金融機関から入手したデータですら1日や数時間前のもので、交渉も材料に乏しく弱気になりがちだった。

 株価のように、金利もほぼリアルタイムで更新するサービスを探していた。日経紙面の金利欄に「QUICK調べ」と記載されていたため、「QUICKのデータなら間違いない」と判断した。Qr1ではスワップ金利などのデータがほぼタイムリーに入手でき、精緻な資金調達が可能になった。過去の金利動向も把握でき、Excelにデータをダウンロードできるなど、材料が増えて金融機関との交渉が格段にしやすくなった。ともすれば金融機関主導になりがちになるやり取りも、「QUICKを見ている」と言えばインパクトは大きい。

厳しい環境も、専門力とQr1活用で乗り越える

 金利水準だけでなく、「リース取引に関する会計基準」が2007年3月に公表されたことも、リース業界には逆風となった。新しいリース会計基準では、上場企業はリースがこれまでの賃貸借処理(オフバランス)ではなく売買処理(オンバランス)になり、資産計上する必要からリースを使いにくくなった。大手リース会社も中小企業向けリースに注力し、競争は一段と激しくなっている。

 これからも厳しい環境が予想されるが、当社は元々、国内の中小企業向けに設立された会社だ。営業部門では「包装専門力」を武器に、包装に関する豊富な知識を活かしながら、実際に工場を訪問して包装現場に携わる方々の悩みを知り、メーカーや商品を紹介したり、メーカーと共同でカタログを制作したりしている。また、リースに加え、包装関連商品の販売も手掛け、逆風を乗り越えたいとしている。財務部門では少しでも良い条件で金融機関と取引ができるよう、今後もQr1を最大限に活用していきたい。


(日経MM情報活用塾メールマガジン12月号 2015年12月3日 更新)



企業プロフィール

企業名株式会社日本包装リース
事業内容包装機械及び関連機器・産業機械等のリース・割賦販売
代表者舩山 行雄
本社所在地東京都中央区新川2丁目5番6号
資本金4億3,700万円
従業員数41名
Webサイトhttp://www.jpml.jp
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