株式会社図研
コーポレートマーケティング室 室長 平山 守 氏
社内で「新しい事業を拡大していこう!」「そのためには、これまであまりお取引のなかったお客さまにもアタックしなければいけない」と考えているところに、ちょうど「日経バリューサーチ」を紹介してもらい、渡りに舟ということで契約しました。熟知している業界・お客さま以外の領域にもビジネスを拡大させる目的で、「日経ValueSearch」と「日経テレコン」を使いアプローチすべき企業・業界を調べております。
我々の新入社員時代の調べものというのは、時間をかけて、いろいろなところから情報を収集してレポートを作っていたものですが、その当時と同レベルのレポートは「日経バリューサーチ」を使えば、数分で作成できるようになりました。ただ、ボタンひとつでほとんどの情報が出てきてしまうので、新しく入ってきた人が自分で調べるということが身につかないのでは・・と心配はありますが、マーケティング部門のバリューは、情報を集めるところではなく、それを商談につなげていくところ。情報収集に時間をかけたくないので、「日経バリューサーチ」は非常に有効に活用させて頂いています。
ある案件がまとまった時に、他に商談の可能性がある業界を探し、業界全体のトレンドや課題をまとめて、営業部門に情報提供するのが我々の仕事のひとつ。そこで「日経バリューサーチ」の業界レポートとその業界に所属する会社のリストを使っています。営業部門からリクエストが多いのもその部分ですね。例えば、医療関連のアプリケーションを開発して、それを医療機器業界の会社に営業したいとしても、インターネットで「医療機器」で検索して営業先を探すのはとても難しいですし、その業界に汎用的に適用できるのかをインターネットの情報で判断していくのは大変です。そういったときに「日経バリューサーチ」の業界情報で個々の会社よりも広いスコープでリサーチした上で、営業部門と相談して次の展開を決めています。「この地域のこういう業種を攻めたい」「新しい営業の切り口が欲しい」といった営業部門からのリクエストの対応にも「日経バリューサーチ」が役立っています。
7年前にSFA(営業支援システム)を導入し、仕事自体がSFAをベースに回り始めているので、SFA上でニュースなどの外部情報が取れるのはいいですね。訪問前にニュースをチェックするのはすでに常識なので、それを効率化・簡略化していくという意味では喜ばれると思いますが、もう一歩先が欲しいですね。検索して何かが出るのではなく、行動記録や企業名を入力したときに「これを見ておいたほうがいいよ」と教えてくれるレコメンド機能や、行動情報に連動して情報をプッシュしてくれる機能とか、究極的には自分たちがマニュアルではできないこと、気づかないことを日経バリューサーチとSFAの連携で実現してくれることを期待しています。
(日経MM情報活用塾メールマガジン3月号 2016年3月7日 更新)
企業名 | 株式会社図研 |
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事業内容 | 製造業における製品設計・開発業務全体の高度化・最適化を支援する、各種ITシステムの開発・製造・販売や、コンサルティングサービスなど |
代表者 | 金子 真人 |
本社所在地 | 神奈川県横浜市都筑区荏田東2-25-1 |
資本金 | 101億1,706万5,000円 |
従業員数 | 448名 |
Webサイト | https://www.zuken.co.jp |