AIが仕事や暮らしに高い「質」もたらす、世界中で人材獲得競争
--- AI(人工知能)を巡る開発・応用競争が激しさを増しています。AIがビジネスや暮らしに与えるインパクトをどのようにお考えですか?
「働き方改革」や企業の生産性向上、業務の効率化が求められているなかで、AIは人間が判断すべきさまざまなことを支援し、さらに人と人とをうまく連携させ、仕事や暮らしに高い「質」をもたらす重要な技術だと思っています。
富士通は30年前からAIの開発に取り組んできました。AIはこれまで何度かブームは起きましたが、いまは局面が全く異なってきたと判断しています。さまざまなデータが大量にいろいろなかたちで蓄えられてきたほか、それを分析する技術、ノウハウが進化しました。AIはいろいろなかたちで重要なシステムやサービスに組み込まれるようになるものとみています。AIの技術に着目し、世界中で開発競争が生まれ、まさに人材獲得競争となっています。