ビルの中を人が通り、生まれる回遊性 開発プロジェクト、40年先、50年先まで続く
--- 本拠・渋谷の再開発でもそのオープンな発想、ベンチャー精神が生かされていると聞いています。
11月に渋谷駅直上に開業する渋谷スクランブルスクエア第Ⅰ期(東棟)は、文字通り「スクランブル」に人々が混じりあえるよう、オープン、周辺に開かれています。人の流れを生み出すように設計、ビルの中を人が通り、楽しいから、その先にも足を延ばそうという気持ちを起こさせてくれることを期待しています。駅や駅ビルはターミナルや目的地としてだけ機能するのではなく、周りをつなげるためのスペースです。ビルのなかだけではなく、周りも含めて回遊性を高める役割を担うことが理想の姿だと思います。
二子玉川の開発でも当初、近くの商店街からは懸念する声もありましたが、商店街につながる導線を作ったことで、むしろ、人の流れが増え、いまでは喜ばれています。
「渋谷スクランブルスクエア第Ⅰ期(東棟)」の開業により、地下5階にある東急東横線・東京メトロ副都心線のホームから地上47階に向かって、人の流れに「縦(タテ)の渦(うず)巻き」が生まれます。それが渋谷ヒカリエや渋谷ストリームなどすでに完成しているスポットや、今後、予定されている駅周辺の再開発プロジェクトが生みだす「横(ヨコ)の渦巻き」と合わさることで、渋谷の街全体が螺旋状に進化していくことを期待しています。
SHIBUYAの未来はこう変わる!?「渋谷再開発情報サイト」へ