デジタル化技術を活用した新たなサービスの創出 見守り・防犯さらにシェアリングも
--- 4つの重点的な取り組みの4番目として「新成長分野の事業化加速」を挙げ、「コミュニティサポートインフラの創造」をうたわれています。
今後、各ご家庭にスマートメーターと呼ばれる電力量計が設置されれば、すべてのお客さまとエネルギー・情報通信のインフラネットワークで結ばれることとなります。これにデジタル化の最新技術を活用することで、お客さま同士や、お客さまと企業・自治体など、あらゆるものが場所を越えてつながることになります。このように新しいサービスを提供するための次世代型の社会インフラを「コミュニティサポートインフラ」と呼んでおり、この構築に向けて取り組みを進めています。
そしてこれからは、モノ中心のIoTに加えて、ヒト中心のIoHの世界へと大きく転換していく流れにあり、この視点から、暮らし、産業、コミュニティの潜在的なニーズにお応えできるサービスを展開していきたいと考えています。
たとえば、毎日、同じ電気機器が動いていれば、生活に変化が起きていないということですので、離れた世帯に住む子どもが高齢の両親の家の電気使用量をモニターすることで、両親が健在だということを確認でき、遠隔で「見守り」ができます。また、ご家庭の電化製品のご利用状況を把握させていただくことで、エネルギーの効率的な利用に加え、快適な住環境や防犯が強化された安心な生活のご提供も可能になります。さらに、このサービスを複数のお客さまにご利用いただき、お客さま同士がつながることで、エネルギーシェアリングの普及を促すこともできます。可能性は無限に広がっていきますね。