Session 1 基本スキームの確認、留意点 10:00~11:30(90分)
- 1. 主要スキームの概略・特徴(ケイマン、ルクセンブルグ、ダブリン)
- ・ SICAV(会社型)
- ・ FCP(契約型)
- ・ ユニット・トラスト等
- ・ アンブレラ形態
- ・ マスター・フィーダー・ファンド形態
- ・ シェア(ユニット)・クラス形式
- ・ マルチ・マネジャー・ファンド形態
- 2. 関係法人の役割、責任(ケイマン、ルクセンブルグ、ダブリン)
- ・ 管理会社
- ・ トラスティー
- ・ 保管受託銀行(カストディアン)
- ・ ファンド・アドミニストレーター
- ・ トランスファー・エージェント
- ・ 代理人(日本、設立地の弁護士事務所)
- ・ 代行協会員(公募外投の場合)
- ・ 販売会社
- 3. 国内投信との違い
- ・ 管理会社の位置付け
- ・ 適用法令の違い(発行開示、継続開示、会計監査制度、財務諸表の開示)
- ・ 目論見書上の違い
- a. 構成項目の主要ポイント
- b. 記載内容の主要ポイント
- c. 希薄化(Dilution Levy)等
- d. 解約制限条項等
- ・ イコライゼーション(Equalization)
- ・ Swing Price方式
Session 2 商品企画実務 11:30~13:00(90分)
- 1. 外国投信の選別基準(日証協、投信協会基準)の確認、留意点
- ・ 日証協の選別基準(公募外投)
- ・ 投信協会規則の要件(公募のファンド・オブ・ファンズ)
- ・ トラブル事例
- 2. 設立地の検討プロセス
- 3. オペレーション上の留意点
- ・ NAV計算ベースの違い
- ・ 設定・解約、受け渡しサイクルの違い
- ・ 公募外投 / ファンド・オブ・ファンズ
- 4. ファンド・オブ・ファンズ
- 5. 私募投信
- 6. 規制・制度上の留意点
- ・ AIFMD
- ・ UCITS
- ・ SFDR
- ・ 会社型(SICAV等) 外投公募持ち込み時の留意点
Session 3 設定、募集実務 14:00~15:30(90分)
- 1. 商品概要確認シート作成(公募外投)
- 2. 金融当局への申請実務
- ・ プロジェクト管理の為のガント・チャート作成
- ・ 代行協会員、販売会社、代理人(弁護士事務所)との連携
- ・ 設立地当局の認可までのスケジュール調整(必要時間の確認等)
- ・ SRS(有価証券届出書)、目論見書、販売用資料等
- 3. 募集、マーケティングの際の留意事項
- ・ 金商法上の制約
- ・ 業務の範囲 ~ 付随業務の範囲、海外管理会社との合意( SLA )の範囲
- ・ セミナー等の開催
- 4. ファンド・オブ・ファンズ(投資対象ファンド)
- 5. トラブル事例
- 6. 繰り上げ償還時の手順、留意点
Session 4 フォローアップの実務 15:30~17:00(90分)
- 1. 設定後の業務
- ・ 継続開示:月次リポート
- ・ 運用報告書
- ・ 情報提供のフォローアップ
- ・ 変更、終了時の手続き
- 2. オペレーション上の留意点
- 3. モニタリング上の留意点
- ・ 海外の事務代行会社における管理体制
- ・ 監査報告書付き財務諸表
- ・ 商品性/投資方針/リスク値および運用方針
- ・ 運用体制、運用組織、運用プロセス
- ・ プロスペクタス記載内容との整合性
- ・ インベストメント・ガイドラインとの整合性
- 4. モニタリング手法
- ・ アニュアル ・ レポート確認の重要性、留意点、確認ポイント
- ・ 内部データ活用によるクロスチェック ~ パフォーマンスのモニタリング等
- ・ リスク管理システムに関しての記述、レバレッジ数値の確認
- ・ ファンドのリスク管理、分散規制、運用体制の確認
- ・ 運用者としての善管注意義務~定期的なデュー・デリジェンス
- 5. デュー・デリジェンスの手法、留意点
- ・ 各項目および確認事項の整理
- ・ 運用面:投資顧問会社向けデュー・デリジェンス
- ・ 管理会社、トラスティー向けデュー・デリジェンス
- ・ ディポジタリー、FA/TA向けデュー・デリジェンス
- 6. 欧州UCITSから学ぶ重要点と将来への課題
- ・ UCITSに関するEU指令
- ・ UCITS(ルクセンブルグ籍、ダブリン籍)の現状、動向、活用方法
- ・ UCITS、アジア地域ファンド・パスポートにおける今後の方向性