Session 1 プライベート・エクイティに関する基本知識 10:00~12:00(120分)
- 1. プライベート・エクイティの定義
- ・ プライベート・エクイティとは ― アセットクラスとしてのPEの位置付け
- ・ オルタナティブ投資における位置付け
- ‐ ヘッジファンドとの区分
- ‐ 収益の源泉による分類
- ・ ポートフォリオ全体における位置付け
- ・ プライベート・エクイティの役割・価値の源泉 ― 株式価値を増加させるためには?
- 2. プライベート・エクイティ・ファンドの特徴
- ・ プライベート・エクイティ・ファンドの特性
- ‐ Jカーブの存在
- ‐ 低流動性
- ‐ ファンド間のリターン差
- ・ プライベート・エクイティ・ファンドの主な課題
- ‐ Jカーブ ― キャッシュフローのJカーブと損益のJカーブ
- ‐ 流動性 ― 流動性がないことのメリット
- ‐ NAV変動 ― スムージング効果?
- 3. 様々なプライベート・エクイティ投資戦略
- ・ プライベート・エクイティの代表的戦略
- ‐ 企業ライフサイクル
- ‐ リスク・リターン
- ‐ 資本構造
- ・ プライベート・エクイティのサブ・アセットクラス
- ・ プライベート・エクイティ/サブ・アセットクラスの相違点
Session 2 プライベート・エクイティ・ファンドの仕組み 12:00~13:00(60分)
- 1. リーガル・ストラクチャー
- ・ 一般的な投資スキーム
- ‐ 国内籍投資事業有限責任組合
- ‐ 外国籍リミテッド・パートナーシップ
- ‐ 有限責任
- ‐ パススルー課税
- ‐ 出資約束金額(コミットメント)方式
- ‐ 組合員の出資割合に応じて損益配分・財産分配
- ‐ 国内無限責任組合員(GP)ストラクチャーの新しいトレンド
- ・ 関連法、税務について ― 国内機関投資家の観点
- ‐ 海外源泉税
- ‐ 海外での申告義務
- ‐ ファンドからの損益取り込みの際の税務
- ・ 適格機関投資家等特例業務に関する法改正
- 2. 基本的な投資条件
- ・ 投資家としてのチェックポイント
- ・ 一般的なファンド条件と要確認事項
- ・ 一般的なファンドのキャッシュフロー
- ‐ バイアウト
- ‐ セカンダリー
- ‐ ダイレクト・レンディング
- 3. 年金基金が投資を行う仕組み
Session 3 投資実務 14:00~16:00(120分)
- 1. 投資形態の違い
- ・ 具体的な投資形態の例
- ‐ シングルファンド/Fund of Funds
- ‐ セカンダリーFund of Funds
- ‐ Co-Investment(共同投資)Fund
- ・ Co-Investment(共同投資)の仕組み
- ・ 各投資形態のメリット・デメリット
- 2. 投資方針の策定/ポートフォリオ構築
- ・ 投資プログラム構築の考え方
- ‐ PE導入の意義
- ‐ 目標リスク・リターンの設定
- ‐ 残高(アロケーション比率)目標
- ・ 投資方針の策定
- ‐ 投資環境の把握(マクロ・アプローチ)
- ‐ アセット・アロケーション(戦略、地域、分散等)策定
- ‐ ロングリスト/ショート・リスト策定
- 3. デュー・デリジェンス
- ・ デュー・デリジェンスのポイント
- ‐ 組織/投資チーム
- ‐ 投資戦略および市場環境
- ‐ トラックレコード
- ‐ ファンド条件他
- 4. モニタリング/リスク管理
-
- ‐ キャピタルコール/分配金処理および決算対応
- ‐ モニタリングの情報ソース
- ‐ 定量モニタリング(パフォーマンス評価)および定性モニタリング
- ‐ 時価の考え方 ― プライベートエクイティの時価とは?
- ‐ 時価の把握方法 ― 会計上の時価と税務上の時価の存在
- ‐ リスク管理 ― そもそもPEファンドのリスク管理とは何のためにやるのか?
- ‐ 運用リスク、事務リスク、システムリスク
- ‐ システム対応とアウトプットイメージ
- 5. 事務フロー
- ・ 当初申込み手続き(新規コミットメント)
- ・ キャピタル・コール
- ・ ディストリビューション(分配)
- ・ 契約修正対応
- ・ (ファンドからの)四半期報告・決算書受領および時価計上
- ・ 四半期報告のプロセス
Session 4 プライベート・エクイティ市場の将来像 16:00~17:00(60分)
- 1. 最近のトピックスとトレンド
- ・ インフレによるPEパフォーマンスへの影響 ― ポジティブ要因とネガティブ要因
- 2. プライベート・エクイティにおけるESG投資
- ・ LP/GPによるESG視点
- ・ PEファンド投資におけるESG投資の必要性
- - コーポレート・ガバナンスとスチュワードシップ ― インベストメント・チェーン
- - PEファンドとESG投資 ― PEのESG投資と受託者責任
- ・ ゲートキーパーとしてのESGインテグレーション
- - ILPA原則におけるESGの位置付け
- - PEファンド(GP)に期待するESGの取組み体制
- - LPおよびゲートキーパーのESGに対する取組み
- ・ 実際の取組み例と今後の課題