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【第28回】日経BPコンサルティング調べ

「大学ブランド・イメージ調査2017-2018」ランキング

株式会社日経BPコンサルティング(東京都港区)は、11年目になる「大学ブランド・イメージ調査2017-2018」の結果をまとめ、2017年11月29日(水)に調査結果報告書を発売した(調査実施は2017年8月)。

全国9地域455大学(医科大学や体育大学、短期大学などは除外)の「大学ブランド力」算出を目的としたインターネット調査で、「地域産業への貢献度」や「研究施設の充実度」、また学生の「語学力」や「コミュニケーション能力の高さ」など大学や在学生へのブランド・イメージ49項目を測定し、それらをまとめた大学ブランド力(偏差値)を算出してランキング化。9地域に分けられた回答結果から、【首都圏編】のランキングをお届けします。

【首都圏編】 大学ブランド力ランキング (ビジネスパーソンベース) Top20

順位 前年比 大学種別 所在地 大学名 大学ブランド力
(偏差値)
1位
国立 東京都 東京大学 88.6
2位
私立 東京都 慶應義塾大学 82.4
3位
私立 東京都 早稲田大学 81.0
4位
私立 東京都 上智大学 71.0
5位
国立 東京都 一橋大学 68.9
6位
国立 東京都 東京工業大学 68.5
7位
私立 東京都 青山学院大学 68.3
8位
私立 東京都 明治大学 66.2
9位
国立 東京都 東京外国語大学 65.3
10位
国立 東京都 お茶の水女子大学 64.1
11位
私立 東京都 学習院大学 63.4
11位
私立 東京都 中央大学 63.4
13位
私立 東京都 立教大学 63.3
14位
私立 東京都 国際基督教大学 63.1
15位
私立 東京都 東京理科大学 60.3
16位
国立 東京都 東京学芸大学 59.2
17位
国立 神奈川県 横浜国立大学 58.2
18位
私立 東京都 日本大学 58.0
19位
私立 東京都 法政大学 57.4
20位
私立 東京都 津田塾大学 57.2

日経BPコンサルティングの提携先調査機関の調査モニターを中心に、同地域に居住する有職者(ビジネスパーソン )や、中学生以上の子どもがいる父母、教育関連従事者に回答を依頼。調査設計や分析にあたり、企業ブランドおよび製品/サービスブランドの調査で実績のある「ブランド・ジャパン」で培ったノウハウを活用し、調査するイメージ項目を洗い出した。調査期間は2017年8月2日~8月31日。有職者の有効回答数は、5,973件(首都圏編)。

《大学ブランド力》 トップ3は、東京大学、慶應義塾大学、早稲田大学

首都圏の主要大学120校における「大学ブランド力」第1位は、88.6ポイントを獲得した東京大学。第2位は慶應義塾大学(82.4ポイント)、第3位には早稲田大学(81.0ポイント)が続いた。
前回と比較すると、大学ブランド力上昇第1位は東京学芸大学で3.1ポイント伸ばした。第2位の二松學舍大学は2.7ポイント、第3位は帝京大学で2.5ポイント伸ばした。

《大学イメージ》「いま注目されている、旬である」は国際基督教大学が第1位

大学に関する49項目のイメージについて、それぞれの大学の得票率を見ると、各大学特有の魅力が見えてくる。「いま注目されている、旬である」の第1位は国際基督教大学で、前回の2016年8月調査から倍以上の割合を獲得した。今回、同大学を卒業した秋篠宮家の長女・眞子さまのご婚約内定(当初、内定の発表が7月に予定されていたが、9月に延期)や、在学中の次女・佳子さまの短期留学(7月に9月留学と報道)など、同大学にゆかりのある方々の話題が続いたことが、第1位を獲得した要因の一つとも考えられる。