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芝浦工業大学

導入事例 Case Study

『日経バリューサーチ』を授業や就活対策に活用

芝浦工業大学

大学院 工学マネジメント研究科 教授 田中 秀穂 氏
図書館             次長 平島 美代子 氏
                   山本 修司 氏

導入しているサービス
  • 日経バリューサーチ (教育機関向け)

 1927 年(昭和2 年)に創設された東京高等工商学校を前身とし、1949 年に工学部のみの単科大学として設立。その後、社会の要請に応え、1991 年にわが国初のシステム工学部(現システム理工学部)を開設、2009 年にはデザイン工学部を設置して、現在に至る。
また、大学院には理工学研究科と専門職大学院工学マネジメント研究科を設置し、建学以来、一貫して実学主義を掲げて堅実に仕事ができる優れた技術者の育成に努めている。
 

※2013年8月作成「大学におけるデータ活用事例~ブランドの価値向上を目指して~」より。

導入のきっかけを教えてください

 日経バリューサーチの導入は、日経各紙や財務・マクロ統計データなど幅広いコンテンツ内容とIP アドレス認証で接続できることが大きなポイントでした。ID・パスワードの管理が不要な点は便利です。
学生に向けた新聞記事検索のガイダンスで、日経の新聞記事については日経バリューサーチを使って調べる方法を教えています。日経新聞のほかに日経ヴェリタスも収録されているので就活対策などに役立つだろうというのも導入の決め手でした。

 図書館では「図書館利用満足度調査」を毎年行っており、学生から日経バリューサーチを導入して欲しいという声がありました。先生方からもやはり希望が出ましたので導入に踏み切りました。

ご利用の環境・シーンについて教えてください

 現在、学内ではIP アドレス認証で2つまで同時接続可能となっています。授業で使用したり、学生がレポート作成に利用しています。学生が就職活動を始めると同時に日経を読むということがバックグラウンドにありますから、今後コストの面を考慮し、可能であれば同時接続数を増やしていきたいです。

 教員もよく新聞記事を読んでいます。私も紙ベースで日経を読み、それを資料として取っておきたい場合、日経バリューサーチで記事を検索してPDF で確認するという流れです。

 私は工学マネジメント研究科というところで社会人の技術者たちにMOT =技術経営学を教えています。マーケティング、会計、イノベーション、知的財産などいろいろな授業があるわけですが、その資料として良い記事があった際には私が指示を出しますので、学生たちは事前・事後含めて日経バリューサーチを活用しています。また、授業の資料スライド内に関連記事のPDF を挿入して紹介しています。

学生の利用状況はいかがですか

 学生たちは、調べるテーマが1つあるとすると、その背景に存在している内容を掘り下げて情報を得るため、日経バリューサーチは幅広く使えると言っています。こういったデータベースでの情報収集に関しては、学生は速くて上手ですね。日経に対して高い信頼性を感じているようで、引用してよく使っています。

 私たち図書館スタッフは、例えばその日の朝、面白い記事を日経新聞で見つけると記事イメージPDF を印刷して図書館に張り出しています。それを見た学生が、周辺の記事や情報をもっと知ろうと日経バリューサーチを見るというように利用が広がっていきます。

 就職活動においては、面接で質問されそうな内容を日経の記事を検索して確認したりしていますね。企業情報も複合的に活用しています。

 ある授業では、図書館のガイダンスが2コマあり、学生は課題としてテーマを与えられます。そのテーマについて内容を調べるのに役立っています。演習では、今どきのキーワードやその時の課題についてあれこれ調べるのですが、何を使って調べるかという際に、OPAC、日経バリューサーチ、日経BP 記事検索サービスなどの使い方や検索キーワードについて、われわれスタッフがアドバイスしています。

 私のところは社会人の大学院なので、学部生よりはややIT に強くないかも知れませんが、日経バリューサーチは操作が難しくないため問題なく使えています。社会人ですと新聞の記事だけでレポートを書くというのは難しいわけですが、新聞記事のほかにマクロ統計データも網羅していますので使い出があると思います。

図書館として充実させたいテーマはございますか

 基本的なことですが、「教員・授業との密な連携」です。ニーズを把握して、学部生たちのケアも含めて大切にしていきたいです。電子化がすごく進んでいますので、日経のデータベースに限らず、導入したらしたままではなくコミュニケーションを取って周知したいところですね。

 図書館との連携はすごく助かっています。やはりコミュニケーションが大事ですね。

 学生も大学院生も、良いデータベースの存在を知れば自然と利用するので、まず知る機会をどう作るかがテーマですね。

取り組んでいらっしゃるプロジェクトなどについて教えてください

 大学院では今年から「ハイブリッド講義」という授業を始めました。平日の授業をビデオに撮ってオンデマンドで学生に配信しています。平日は忙しくてなかなか大学まで通えないという場合でも、各自で講義を受講しておき、土曜日には来校して対面でディスカッション等を行っています。

 大学では毎年、「学生プロジェクト」を公募しています。大学チェンジ・社会貢献・自由部門のそれぞれに学生が企画を提案するのですが、ここでもキーワードやベースとなる資料の探し方がまずあり、そこから記事などで得た情 報をもとにしてプレゼンテーションするというものです。採用された企画は実際に活動を行い、報告が逐次ホームページ上にも公表されています。

プロフィール

大学名 芝浦工業大学
創立 1927年
所在地 東京都江東区豊洲3-7-5
学生数 8,399人
学部 工学部、システム理工学部、デザイン工学部
Webサイト https://www.shibaura-it.ac.jp/

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