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ポートフォリオ・マネジメント業務~差別化に注目して

概要 Outline

早稲田大学ビジネス・ファイナンス研究センター「ファンドマネジメント講座」ポートフォリオ・マネジメント業務~差別化に注目して

日時 2024年 5月20日(月) 10:00~17:00(お昼休憩 13:00~14:00)
プログラム
概要
講師は、みずほフィナンシャルグループの資産運用会社で株式運用部長、企業調査部長、運用戦略部長、執行役員など、運用部門で30年近く勤務し、現在は販売会社の商品選定部門で様々な運用会社と接点を持っています。 「運用会社の中での経験」、及び「運用会社の取引相手として運用会社を外からみた視点」から、差別化に注目してポートフォリオ・マネジメントについて解説します。 具体的な内容としては、「①資産運用会社の現状と運用の基礎知識」、「②どのようなプロダクトが必要なのか」、「③株式アクティブ運用を例として」、「④為替とデリバティブの利用」について、わかりやすく解説します。
講師 柏原 延行(丸三証券 常務執行役員 投資信託部長 チーフ・グローバル・ストラテジスト)
会場
  • ★夏季日程は「Zoom」によるオンライン受講、または日本橋キャンパスでの対面受講のいずれかを選択していただきます。

早稲田大学日本橋キャンパス
東京都中央区日本橋1-4-1 日本橋一丁目三井ビルディング(コレド日本橋)5F
受講料 48,000円(税込)
お問合せ先 wasedafmib@nikkeimm.co.jp
コンテンツ Contents

Session 1 資産運用会社の現状と運用の基礎知識 10:00~11:30(90分)

  • 1. 資産運用業界の現状と今後の見通し
    • ・ 2つの箱(投資顧問と投資信託)とその特徴
    • ・ 資産運用会社の経営戦略(本当に成長産業なのか?)
  • 2. 商品の特徴を理解するための基礎知識
    • ・ マーコビッツのポートフォリオセレクション
    • ・ 効率的市場仮説
    • ・ シャープによるベータ値の導入、CAPM
    • ・ アノマリーの存在
    • ・ 行動ファイナンス理論
  • 3. 取扱商品の概要 ~ メリット、デメリットに注目、どのような批判があるか?
    • ・ パッシブ運用 ~ただ乗り?~
    • ・ アクティブ運用 ~ベンチマークに勝つためには?~
    • ・ パッシブとアクティブの関係は?
    • ・ クォンツ運用 ~ 伝統的なファンドマネジメントとの相違点~
    • ・ オルタナティブ運用 ~ 最も注目を集める投資手法?~

Session 2 どのようなプロダクトが必要なのか 11:30~13:00(90分)

  • 1. 家計の資産運用の現状
    • ・ 100年安心年金の仕組み(年金制度自体は持続可能、しかし・・・)
    • ・ 限定的な家計の資産運用~預金への偏重~
    • ・ 預金へ偏重しても問題なかった? ~重要なことは購買力の維持~
    • ・ インフレでなくても失われた購買力
    • ・ インフレになると ~不動産がインフレヘッジ機能を喪失~
  • 2. 家計の資産運用が定着しない理由
    • ・ 仮説~金融リテラシーor株式市場の不振or円高or金融サービスの担い手の問題~
  • 3. 運用会社の課題と変化
    • ・ 機関投資家ビジネスと家計向けビジネス等
    • ・ 資産運用業高度化プログレスレポート2022、2023
    • ・ 多すぎるプロダクトと新規設定
  • 4. 有望なプロダクトは?
    • ・ インデックス(スマートベータ)?
    • ・ 預金代替?
    • ・ アクティブ?
  • 5. 差別化の源泉は
    • ・ アセットクラス
    • ・ 定量面
    • ・ 定性面

Session 3 株式アクティブ運用を例として 14:00~15:30(90分)

  • 1. 運用スタイル、哲学、プロダクトの差別化
    • ・ 一般論
    • ・ 大規模な会社と小規模な会社
  • 2. 意思決定プロセス確立の重要性
  • 3. 運用スタイル
  • 4. 成長性分析
    • ・ 段階
    • ・ 定量
    • ・ 収益モデル
    • ・ 経営戦略分析
  • 5. バリュエーション分析
    • ・ マルチプル型
    • ・ 割引型
    • ・ その他
  • 6. その他の投資判断の材料~ マクロ、セミマクロの環境を理解することの重要性
  • 7. リスクモデルによるリスクコントロール
  • 8. アクティブ運用の評価方法

Session 4 為替とデリバティブの利用 15:30~17:00(90分)

  • 1. プロダクト理解のための理論:為替編
    • ・ 為替取引とは(スポットと為替予約取引、先渡し、先物)
    • ・ 為替取引によるプレミアム(金利平価説の観点から)
  • 2. プロダクト理解のための理論:デリバティブ編
    • ・ ペイオフパターン図
    • ・ オプション(その種類と特殊な条項)
    • ・ 具体的な商品例
    • ・ キャッシュフロー
    • ・ オプションの価格はどのように決定されるのか?(モンテカルロの仕組みとブラックショールズモデル)
    • ・ オプションが現物市場に与える影響(デルタの概念とデルタヘッジ)
料金 Price

48,000円(税込)
※記載の受講料は、日本国内からのお申し込みに限ります。海外からお申し込みをされる場合は、別途事務局へご相談ください。

早稲田大学FM&IB講座事務局(TEL.03-4232-7463/wasedafmib@nikkeimm.co.jp)の営業時間は、休日を除く月曜日~金曜日の10時~17時です。日程・講師・内容・時間割等は、都合により変更させていただく場合がございます。