日経POS情報で調べた
今回は好調な販売が続くチョコレートの売れ筋ランキングを紹介する。日経POS情報に収録している全国のスーパーマーケットの売り上げデータを集計。2017年9月11日週の千人当り金額でランキングした。
順位 | 名称 | 千人当り金額 (※1) |
カバー率 (※2) |
平均価格 (※3) |
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1位
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ネスレ日本 キットカット ミニ 14枚 | 326.6 | 95.4% | 227.8 |
2位
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フルタ製菓 ドラえもん チョコエッグ 20G | 308.6 | 62.1% | 175.7 |
3位
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森永製菓 カレ・ド・ショコラ カカオ70 21枚 101G |
230.9 | 95.8% | 287.9 |
4位
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明治 チョコレート効果 カカオ72% 75G | 226.3 | 98.0% | 199.3 |
5位
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明治 ベストスリー チョコレート 184G | 204.8 | 82.8% | 244.1 |
6位
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明治 チョコレート効果 カカオ72% 26枚 130G | 204.4 | 82.2% | 331.9 |
7位
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ロッテ パイの実 シェアパック 準チョコレート菓子 133G |
179.8 | 83.9% | 222.9 |
8位
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明治 きのこの山とたけのこの里 チョコレート菓子 12袋 | 176.9 | 78.6% | 236.7 |
9位
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ロッテ ガーナ ローストミルク チョコレート 50G | 172.4 | 59.7% | 96.2 |
10位
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グリコ 神戸ローストショコラ 濃厚ミルクチョコレート 185G |
168.8 | 79.7% | 263.6 |
11位
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明治 アーモンド チョコレート 88G | 162.0 | 95.4% | 194.3 |
12位
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明治 チョコレート効果 カカオ86% 70G | 146.4 | 93.8% | 198.8 |
13位
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グリコ ポッキー 極細 チョコレート菓子 2袋 | 142.0 | 97.4% | 128.2 |
14位
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名糖産業 アルファベットチョコレート 191G | 138.3 | 44.3% | 251.4 |
15位
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ロッテ ガーナ ミルク チョコレート 50G | 136.9 | 99.3% | 94.0 |
16位
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ネスレ日本 キットカット ミニ オトナの甘さ 準チョコレート菓子 13枚 |
136.8 | 83.0% | 239.5 |
17位
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明治 ガルボ チョコ 68G | 128.9 | 53.7% | 166.5 |
18位
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森永製菓 カレ・ド・ショコラ カカオ88 18枚 86G | 126.3 | 81.5% | 288.3 |
19位
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明治 マカダミア チョコレート 9粒 | 124.8 | 94.3% | 193.1 |
20位
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明治 ミルクチョコレート ボックス 26枚 120G | 123.9 | 90.5% | 250.2 |
(※1) 千人当り金額 | 千人の客が来店したときに、その商品がいくら(円)売れたかを示します 対象期間での販売金額合計÷対象期間の来店客数合計×1000 |
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(※2) カバー率 | 各月で対象商品が売れた出現店舗の、対象店舗全体に対する割合(%) 対象期間内に販売実績のある店舗数÷対象期間内の対象店舗数×100 |
(※3) 平均価格 | 対象期間での販売金額合計÷対象期間での販売個数合計 |
日経POS情報によると、チョコレート全体の千人当り金額は合計1万5,847円と前年同週比で16.6%増加した。チョコレートの原料であるカカオに含まれるポリフェノールの健康効果が浸透し、し好品としてだけでなく、体にいい食品として受け止められるようになった。ランキングの上位20位にはロングセラーの大容量品に加え、カカオの含有量を高めるなど大人向けに開発された商品が並んだ。
首位は「ネスレ日本 キットカット ミニ 14枚」。同じシリーズで16位に甘さ控えめの「オトナの甘さ」も入った。スーパーの定番である大容量パック品とは別に、毎年発売される受験生応援メッセージ入りなどの限定商品の人気も定着。今、日本で最も売れているチョコレート菓子といわれている。
2位には「フルタ製菓 ドラえもん チョコエッグ」が続いた。組立式フィギュアが入ったカプセルがおまけに付いている。1999年の発売以来、累計販売数3億個を突破している人気シリーズだ。
行楽シーズンを控えて各社の定番商品のファミリーパックも好調。5位の「明治 ベストスリー チョコレート」は同社のロングセラー「ハイミルクチョコレート」、「ミルクチョコレート」、「ブラックチョコレート」の3種類が一度に楽しめる。7位と8位の「ロッテ パイの実」と「明治 きのこの山とたけのこの里」はシェア用小袋のパック商品だ。
カカオ分を高めた大人向け商品は5商品がランクインした。3位の「森永製菓 カレ・ド・ショコラ カカオ70」は商品名どおりカカオ分を70%含む。1箱当たり300円を超えるという高額の価格設定ながら、パッケージの高級感やスッキリとした味わいが中高年を中心に支持を集めているという。よりカカオ分を高めた「カカオ88」が18位。
「明治 チョコレート効果」シリーズは4位と6位にカカオ分72%、12位に86%がランクインし、強さを見せた。1998年の発売以来、他社に先駆けてカカオポリフェノールの健康効果を訴え続けている。一時は苦戦を強いられたものの、最近、販売が急拡大している。シリーズ合計の千人当り金額は前年同週比1.8倍に増加。市場での存在感が増している。
多少価格は高くても健康によさそうな食品は中高年の財布の紐はゆるみがちだ。メーカー各社は健康志向の新商品開発に一段と力を入れている。大人が罪悪感を持たずに楽しめるチョコレートの登場が今後も続きそうだ。
(日経MM情報活用塾メールマガジン10月号 2017年10月23日 更新)