“大資本による個人診療所のコンビニチェーン化”
“ロボット手術の保険適用拡大”
“医療データのプラットフォーム化”
“先端医療やオンライン遠隔診療の普及”
“薬剤の代替としてのスマホアプリ処方”―――など、『医療・健康ビジネスの未来 2019-2028』は世界中で起こりうる「未来」の姿を紹介します。
中長期計画や戦略会議の資料、取引先への企画書などにデータを部分転載することができる、便利な未来予測ツールです。関連するレポートは、2,000を超える企業の経営企画・R&D・事業開発部門や大学・研究機関で活用いただいております。日経BP、日経BP総研 未来ラボが提供します。
医療・健康産業の世界市場規模は今後拡大を続ける。2019~2028年は年平均7%の成長率で市場は伸び、2028年には、2,000兆円を超える。その背景にあるのは、世界的な人口爆発や都市化、先進国における高齢化だ。こうした市場拡大と同時に、医療・健康関連テクノロジーは大きな変革を遂げる。遺伝子治療や再生医療が一般的になり、AIやIoT、RPA、ブロックチェーンなどの活用が進む。
超高齢社会を迎えた日本。2040年までは高齢者人口は増え続ける。現状のままでは、2040年の医療・介護保険給付金は2018年の1.9倍に当たる92.5兆円にまで増大する。社会保障制度の破綻は必至だ。そこで政府は様々な施策を打つ。例えば、予防シフトや再生医療/遺伝子治療シフト、給付率調整、プライマリケア・シフト、地域包括ケアシステムの構築、ICTの活用などだ。
医療・介護保険給付金を抑えるためにプライマリケア・シフトが進む。つまり病院中心から地域の診療所中心にシフトする。この影響は極めて大きい。病院は病床数を抑制され、先端医療や救急医療の強化を急ぐ。診療所は、365日の診療が求められ、コンビニチェーン化が進む。さらに、医療機器業界やドラッグストア、製薬業界も多大な影響を受けるだろう。
医療・健康産業の周辺業界にとっても、2019~2028年は激動の10年間になる。医療・健康業界の様々な制度改革が周辺業界に影響を与えると同時に、周辺業界の新テクノロジー開発が医療・健康に大きな変革をもたらすからだ。特にICT業界で開発が進む新テクノロジーの影響は大きい。IoT、AI、5G通信、ロボット、ブロックチェーン、BMIなどが医療・健康業界を変える。
※目次は変更になる場合があります。
価格(税別) | 書籍 30万円 | 書籍とオンラインサービスのセット 45万円 |
著者 | 鶴谷 武親(早稲田大学 早稲田ビジネススクール 客員准教授) | |
発売日 | 2019年 1月31日 | |
書籍の内容 | レポート:A4判、約300ページ/CD-ROM:本体に掲載された図表を収録 |
提供:日経BP/日経BP総研 未来ラボ