Session 1&2 決算書(財務三表)の理解 10:00~13:00(180分)
- 1. 財務三表の意味
- ・ 企業の4つの活動(資金調達、投資、営業、資金分配)を適正に数値化
- 2. PL・BSを縮尺図にして企業の状態を俯瞰する
- 3. 損益計算書
- ・ 5つの利益から会社の特徴を把握し、PLをマトリクス構造に分解
- 4. 設備投資と減価償却費の考え方とEBITDAの意義
- 5. 貸借対照表
- ・ 大きさや大項目の構成から健全性を把握~左右を比較するポイント
- 6. PLとBSの関係
- ・ BSは「瞬間のストック」、PLは「期間のフロー」を表す
- 7. キャッシュフロー計算書
- ・ パターンで会社の状況が読める~当年度PL・CF ⇒ 期末BSへのリンク
- 8. 利益操作の疑いのある不適切な会計
- 9. 財務三表の読み方
- 10. 演習問題
- ・ 同業2社の決算書から企業戦略を推測、決算書の特徴から業種・企業を推測
Session 3&4 財務分析の手法 14:00~17:00(180分)
- 1. 財務分析のポイント
- 2. 収益性分析
- ・ 売上に対する利益率、資産に対する利益率~一番大事なことは?
- 3. ROA、ROIC、ROEの違いとそれぞれの本質的意義~一体誰のための指標か?
- 4. 回転率
- 5. 売上に対する利益・費用比率
- 6. 安定性分析
- ・ 短期・長期の適合率、負債と資本の割合、債務返済能力
- 7. 損益分岐点(BEP)分析
- ・ 売上がいくら(何%)になっても、赤字にならずにすむのは?
- 8. 成長性分析
- ・ 売上の成長、マージンの改善~まずは定量的な姿を確認する
- 9. 収益改善の方法論
- 10. ROICツリー
- 11. ケーススタディ:財務分析による経営状況の診断
- ・ 時系列比較・同業他社比較~過去を振り返り、各社の中期的な方向性を推察
- ・ 利益変動要因とセグメント利益~戦略メカニズム=有機的つながりのメカニズム
補足講義 中期業績計画のモデリング
- 1. 中期業績の予想数値作成の手順(PL ⇒ CF ⇒ BSへのリンク)
- 2. 業績予想のモデリング
- 3. 定量的な姿の把握と投資計画の把握
- 4. 事業計画モデルの作成ポイント
- ・ PL(売上・費用)予想、CF予想、BS(右側・左側)予想
- 5. 事業計画の作成
- 6. 結果の妥当性確認
- ・ 「なりたい姿」との比較~業績予想とは、ストーリーを数値化する作業のこと