コロナ禍で加速する医療・ヘルスケアのデータビジネス
2020年12月11日(金曜日)発売 (日経BP発行)
『医療・健康データビジネス/テクノロジー総覧』は、医療とヘルスケア領域のデータ駆動型社会を作るテクノロジーにフォーカスを当てました。電子カルテデータの集積から臨床検査や治験をデジタル化する取り組みや、モバイルアプリを使った個人の健康・体重体調管理、そしてアプリを使って集めたデータを利用して新たなビジネスを展開する事例など、具体的に紹介していきます。
「Data is new oil-データは新しい戦略物質である」を実践する企業が増えています。データから新たなビジネスが創造できるようになりました。予防医療や新薬の開発、医療費の適正化にも大きく寄与します。30年間の停滞を越え、ウィズコロナ時代に新たなヘルスケア産業の中核となるデータビジネスを俯瞰します。
新テクノロジーと新ビジネスモデルを一挙に俯瞰する
01/ ウィズコロナで急成長を遂げた、最先端の医療・ヘルスケア事業者の動向やパーソナルデータを基にした利活用事例を詳解。
02/ 医療提供のオンライン化による新技術やサービスの質を担保するうえでの課題、改善点などを網羅。
03/ 海外の先進実例や日本がとるべき医療・健康データ事業の戦略理解が深まる。データベースの全容・特徴がわかる。
編集メッセージ
2019年12月に発行した「医療・健康データドリブン総覧」では、医療・健康分野のデータドリブン型ビジネスで先行する米国や中国の状況を説明するとともに、日本でも情報企業やITベンチャーがデータドリブンビジネスを展開し始めていることを紹介しました。
今回の全面改訂版では、日本の医療・健康分野のデータドリブンビジネスで使われているテクノロジーを紹介するとともに、拡大する遠隔診療アプリや治験や臨床研究をサポートするシステムの普及など、コロナ禍で加速している病院情報のデジタル化についても事例を挙げて解説します。
藤井 省吾 日経BP総研 副所長 メディカル・ヘルスラボ所長
医学の専門雑誌『日経メディカル』、エビデンスのある健康雑誌『日経ヘルス』、最新医学から健康法までを解説する『日経Gooday』などの記者、編集長、発行人を経て、現職。
安井 透 日経メディカル開発 編集
日経メディカル開発/「医療ビッグデータ・コンソーシアム」担当。2014年より研究会「医療ビッグデータ・コンソーシアム」の運営を担当。(日経BP)