プロローグ 技術革新で「健康・医療・介護」が変わる
第1章 海外ベンチャー/GAFAのウィズコロナ戦略
1-1 最新トレンド
勢いを増す世界のデジタルヘルス
新型コロナで変わる世界
1-2 海外ベンチャー戦略分析~「遠隔」中心のビジネスへシフト
【健康維持・増進】新常態でビジネスモデル再編加速
【予知・予防】3密回避のサービスに脚光
【診断・治療】遠隔化が一気に進展
【予後・リハビリ・介護】在宅ケアを技術で支援
デジタルヘルス新マーケットデータベース
1-3 GAFA戦略分析~データ活用の社会受容性が高まる
【総論】ヘルスケア分野への出資が急増
【健康維持・増進】保険大手がAppleWatchを採用
【予知・予防】強み生かしコロナ対策を競う
【診断・治療】AIやクラウド活用が加速
【予後・リハビリ・介護】AIスピーカーの活用が進むか
1-4 規制緩和動向
コロナ禍で進む規制緩和
第2章 国内企業のウィズコロナ戦略
2-1 健康維持・増進~運動も医療相談も自宅から
3密回避の遠隔フィットネスが始動、アシストスーツで運動状態をモニタリング
健康医療相談という新常態、「毎日検温」でスピード普及なるか
2-2 予知・予防~新たな技術・ツール・サービスが次々
在宅勤務の増加で「心の健康」に企業が関心、脈拍や声で不調を早期に察知
デジタル技術で「心の不調」を治療へ、ゲームやVRに医師が注目する理由
2カ月の曲折を経てようやく仕様公開、新型コロナ「接触確認アプリ」の舞台裏
接触確認アプリのプライバシー保護を仕様書から読み解く、SNSへの投稿が最大のリスクか
接触確認アプリ「6割普及は正直かなり厳しい」、有識者委員が語る
数分の照射で新型コロナを不活化、人に無害な222nm紫外線が実用化へ
新型コロナで医療現場の「紙」は減るか、富士通系クラウドサービスの挑戦
2-3 診断・治療~AIで診断、問診、創薬を支援
新型コロナ対策で続々承認へ、AIを使った肺画像解析システムの実力とは
臨床現場を助ける画像診断支援AI、新型コロナ禍で導入加速のわけ
アリババとエムスリーの新型コロナ肺炎診断支援AI、1カ月弱でスピード承認のわけ
新型コロナで4万人がAIアバターに「相談」、医療のAI化とIT化は一気に加速するか
新型コロナの院内感染と受診自粛をダブルで防ぐ、通院前に受ける「AI問診」の威力
いよいよ始まった「自宅でPCR検査」、検体採取はオンラインで遠隔指導
日本のロボット技術でPCR検査の拡充に挑む、川重出資のメディカロイド
臨床試験もオンライン診療で新型コロナ対策、国内初のシステム開発
タブレット大量導入の病院続々、コロナ対策にとどまらない思わぬ効果
富岳で新型コロナ治療薬の候補探索が加速、勢いづく日本の「AI創薬」
3Dプリンターで挑む人工呼吸器の開発、金型製造と両輪で実用化を目指すワケ
2-4 予後・リハビリ・介護~IoTやロボットで見守り
「自宅でリハビリ」技術の開発が加速、AIアプリやIoTバイクで指導支援
ロボットを介して自治体と地元企業が高齢者をサポート、NECがサービス提供
2-5 コロナ禍で見えた未来への4つの視点
経産省と厚労省を橋渡しする官僚の江崎氏、「今求められる医療とは何か」を問い直す
医師で起業家の武藤氏、「医療を見直す議論が始まるのは時間の問題」
元MIT伊藤穰一氏を直撃、アフターコロナの革新は「バイオ」から
村井純・慶応大教授が語る、個人情報は「命を守るもの」に変化
第3章 特許戦略分析
3-1 トレンド分析
特許分析俯瞰図の読み方
データ活用、ロボットなど4領域に分布
医療データ活用は健康関連中心
3-2 時系列分析~2014年と2019年を比較
データ活用関連の特許集積が進む
スマート端末の競争が激化
3-3 エリア別分析~日本、米国、欧州、中国を比較
米国と中国が特許数を競う
データ活用領域で米国の技術開発が進む
3-4 GAFAM/出願上位企業分析
データ活用領域を中心に出願するGAFAM
グーグル、アップル、MSはウェルネスへ
フィリップス、オリンパス、IBM、富士フイルムなど出願上位6社の分析
3-5 成長分野分析~遠隔医療と抗ウイルス技術
新型コロナウイルスで注目の遠隔医療、レッドオーシャンに存在する意外なチャンス
「遠隔医療 2.0」、アフターコロナ時代の主役は“医療”か“情報”か
ウイルスと戦う技術、鍵は「低コスト」「自動的」「安定調達」
第4章 領域別ヘルステック動向
4-1 AI診断支援~深層学習が解禁
深層学習を使った医療機器がついに解禁、承認まで1000日の道のり
国内初承認の大腸病変「発見」支援AIが、病変位置をあえて特定しないワケ
中国のAI診断支援システムの実力は?検証中の国内病院らが明かす期待と懸念
乱立する医療AIプラットフォーム、臨床ニーズを満たすのはあの日本企業
GEヘルスケア・ジャパンがAI開発基盤を開放、ベンチャー支援に乗り出した理由
説明可能AIは「人間を賢くする」、医療分野での最新研究はここまで来た
医療分野のデータサイエンティスト育成へ、東京医科歯科大が見せた「本気」
4-2 手術支援ロボット~日本発のロボット登場へ
「手術テック」最前線、ロボットとデータ活用が変えるオペの常識
日本発の「手術支援ロボ」は世界で勝てるか、実用化が迫る国産機の未来を探る
ロボットが整形外科領域にもじわり浸透、高精度な「あの情報」が後押し
4-3 デジタル治療(DTx)~治療用アプリが日本初承認
「アプリで治療」が日本でも、禁煙治療用アプリが国内初承認へ
テルモがデジタル治療に参入、MICINと糖尿病治療を支援するアプリを共同開発へ
アステラス製薬、治療用アプリの先駆け「BlueStar」を日本で商業化へ
「痛み」をAIとウエアラブルで評価へ、中外製薬が米デジタル治療企業とタッグ
「スマホ依存」をアプリで改善・予防へ、KDDIなどが脳神経科学とAIを活用
アプリ連携の糖尿病患者向け保険、狙うは国内300万人の巨大市場
デジタル技術で「治療」目指す研究会が発足、メンバーが未来の医療を議論
4-4 オンライン診療~特例措置で初診も可能に
特例措置でついにアレが解禁、新型コロナで加速するオンライン診療
参入急増でオンライン診療の競争激化、新型コロナ後の定着なるか
LINEがオンライン診療に本格進出、「コロナ特需」は本物か
イスラエル発「自宅で尿検査」を日本でも、オンラインで医師が結果を通知
ついに日本でも「リモート治験」始まるか、製薬会社が抱える3つの不安
妊婦健診をオンライン化した慶応大病院、見えてきた想定外の効果とは
ついにソフトバンクが「オンライン健康医療相談」開始、病院検索や薬の購入も
4-5 認知症対策~早期発見に挑む
認知症の早期発見にテクノロジーで挑む、ヒントは声・表情・眼底に
認知症患者をデジタル技術で支援、「周辺症状」を緩和する新サービスがすごい
ビジネスパーソンに認知症対策アプリ、エーザイとDeNAが脳の健康度合いを数値化
リコーと神奈川県がヘルスケアで連携、認知症の未病改善など目指す
4-6 リハビリ対策~先端技術で脳を鍛える
脳を鍛えてリハビリに革命を、自立歩行を可能にしたあの先端技術
運動と脳活動はどう関係するのか、リハビリで脳を「治す」方法とは
4-7 ゲーミフィケーション~ポケモンも参入
ポケモンが歯磨きをお手伝い、嫌がる子供を夢中にさせる工夫とは
ゲームで薬の飲み忘れを防ぐアプリ、東和薬品とバンダイナムコが開発へ
ゲームベースの「デジタル治療」をFDAが認可、小児ADHDの注意機能を改善
4-8 次世代機器開発~新技術が変える常識
さらば造影剤、0.2ミリの微小血管まで見える光超音波技術が変える「常識」
組織を切らずにAIで子宮頸がんを判定へ、ニコンと大阪大の新たな検査手法とは
京セラが便臭から腸内環境推定するデバイス開発へ、AI使い検体の採取不要に
マッサージチェアの老舗が「テレビを再定義」、イナダがデジタルミラーに参入
オムロンのウエアラブル血圧計、米国の発売が先行したワケ
血液から2時間でがん検出、東芝が新技術を2020年以降に実用化へ
バイオ3Dプリンターで作る人工血管、国内で初めて人に移植へ
AIで良好な「精子」を見抜け、不妊治療の需要が増え技術開発の競争が勃発
中年男性は知っておきたい、身だしなみ確認用「体臭チェッカー」の意外な用途
4-9 電子カルテ、PHR~医療データ活用へ
医療データ活用の起爆剤になるか、NTTと京大が電子カルテの「書式統一」に挑む
電子カルテの二の舞いを防げ、日本MSとTISが「PHR」標準化でタッグ
「虎の子」アルゴリズムを提供、体組成計の覇者を目指すタニタの狙いとは
患者が日々の状態を記録するスマホアプリ開発へ、アストラゼネカとWelby
マイナンバーカード起点に医療機関と個人が医療情報を確認へ、厚労省が今後2年で
4-10 薬局DX~変わる薬局の役割
薬剤師がLINEを駆使して患者をフォローアップ、加速する薬局のDX
受診や薬の処方「オール遠隔」で、ANAHDと旭川医大などがドローン活用の実証実験
4-11 スマートホスピタル~社会実装が始まる
「AIホスピタル」の社会実装へ、医療AIの集約基盤を日本ユニシスら5社が構築
国産の医療AIプラットフォームを推進へ、日本医師会が期待を示す
日本の医療を変える「スマートホスピタル」、これが未来の病院だ
医療分野に迫る「2025年問題」、AIやロボットが救世主となるか
八王子からGAFAに挑む、病院理事長が明かす「医療中心プラットフォーム」とは
国民皆保険のワナにはまる日本をAIが救えるか、ヒントは「倉敷」にあった