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慶應義塾大学SFC

導入事例 Case Study

DBコンサルタントがデータベースの
紹介や講習会で活躍しています

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湘南藤沢メディアセンター 保坂 睦 氏  
             新保 佳子 氏 

導入しているサービス
  • 日経テレコン(教育機関向け)
  • 日経BP記事検索サービス
  • NEEDS-FAME(教育機関向け)

 湘南藤沢キャンパスは、略してSFCと呼ばれている。慶應義塾大学に六つあるキャンパスの一つで、総合政策、環境情報、看護医療の3学部と政策・メディア、健康マネジメントの2研究科で構成されている。2008年には、大学全体として慶應義塾創立150年を祝ったが、1990年に設立されたSFCは2010年に20周年を迎え、2010年4月に湘南藤沢キャンパス(SFC)20周年記念式典・イベントを別途開催している。
周囲の自然をそのまま生かした形で整備された、ハイテクと自然が調和する未来型キャンパスである。

※2010年7月当時のインタビューのため現在は担当者、サービス内容に一部異なる点があります。

貴学では、NEEDSデータをどこでも利用できる環境が整っていますが、どういう場所でどういう方々が利用されていますか

 キャンパス内では無線LANが利用可能で、ほぼ全ての学生がPC端末を所有しているので、学内のどこからでもアクセスできます。また、自宅からもリモートアクセスという形で学内ネットワークに入り、データベースを利用できます。図書館の端末や学内に設置されている端末からもアクセス可能です。

 NEEDSについてはFAMEのシステムでデータを扱う講義も行っていますし、日経テレコン(以下、テレコン)、日経BP記事検索サービス(以下、BP)については社会科学系の先生が使用されているので、満遍なく利用されています。BPは特に利用量が最近急激に増えてきています。2009年度雑誌記事のアクセスランキングでは、『日経ビジネス』が一位でした。

利用サポート、学内へのPRとして講習会や資料などで特に力を入れられていることはありますか

 学期ごとに学生を対象としたデータベースの利用方法の講習会を行っています。しかし、最近は講習会を開いても、なかなか参加してくれないというのが悩みです。自分がやりたい時にサポートが欲しいという学生が多いので、こちらが日程を設定するよりは、学生が好きな時間に学べるという仕組みが作れたら良いと思っています。

 NEEDSに関しては、教員や学生からの問合せ窓口として、各キャンパスの図書館の担当者のアドレスを含んだメーリングリストを設けています。キャンパスが複数ありますので、キャンパス間での情報共有を図るためにも、このようなメーリングリストが必要ということもあります。

 随時、図書館のウェブページでデータベースを紹介したり、ポスターを貼ったりしてPRしています。また、学生を相談員(DBコンサルタント)として雇い、図書館のカウンターで応対させています。ときには彼らにデータベースやデータに関することをTwitterでつぶやいてもらっています。DBコンサルタントが学生に教えるという講座で、たとえば就職活動に役立つデータベースは何かという企画のときに、テレコンやBPを紹介しています。

 テレコン、BPについては、初めて知った人には非常に反響が良いです。特に、リモートアクセスについてはTwitterでも「リモートアクセスで使えるんだよね」ということがよく流れています。

 また、図書館のスタッフが「資料検索法」という講義を行っており、新聞の検索、雑誌の検索、データの検索というところで日経のサービスを使っています。テレコンから記事を取得する課題を出したりしています。講義となると学生の真剣みも増し、一生懸命聞いてくれます。

学生への指導、情報活用の手引きの面で普段心がけていらっしゃる点などについてお聞かせください

 基本スタンスとしては、データベース導入の告知をウェブページ上で行い、後は学生の反応を待つという形です。しかし、それだけではなかなか伝わらないこともあるので、もっと積極的に告知していかないといけないと認識しています。そういった意味では、DBコンサルタントに使ってもらい、周りに普及してもらうようにしています。講義で紹介して使ってもらうということもしています。

 トライアルのデータベースがあった場合やデータベースの説明会を行う場合は、教員用のメーリングリストで情報を流すことがあります。また、教員の会議の場で、新しく導入したデータベースの広告資料を出します。ただ、具体的にこのように講義で活用してはいかがでしょうかといった提案まではしていません。たまたまお会いしてそういう話になれば、こういったデータベースがありますと紹介しますが、それほど多く接触があるわけではないので、これからの課題というところです。

データベース、電子ジャーナルの導入や電子化の進展についてお聞かせください

 海外のジャーナルはほとんど電子化されています。海外書籍については、電子ブック化されつつあるという流れを感じます。慶應義塾大学で公刊している紀要をリポジトリで発信しています。他大学の紀要や雑誌もCiNiiなどを通じてウェブ上で公開されています。大学が発信している論文については、以前と比べるとアクセスしやすくなってきています。

 電子ジャーナルの購読料が毎年上昇するため、電子ジャーナルの支払いを終えてから、次年度のデータベースをどのようにしていくかの検討に入っていきます。日経のサービスも含め、どうしても押さえておかないといけないデータベースを、限られた予算内でどうやって維持していくかが今後の課題です。

図書館の使命、役割などはここ数年でどのように変化しているのでしょうか

 情報量が多くなり、図書館に来なくても手に入るものが増えているということがあります。図書館で入手できる情報は、誰かの目を通った編集されたものであるということを強調しています。昔はデータになかなかアクセスできなかったので、図書館に来ざるを得ず、図書館経由でいろいろなデータを取得していましたが、最近は図書館が唯一の手段でなくなってきているため、どうやって図書館の価値をアピールしていくかが現在抱えている問題です。

 また、最近よく言われている「居場所」としての図書館については、アンケートの結果などから学部生の要望が非常に高いことがわかっており、快適な学習環境を提供する取り組みを開始しています。ただ、勉強する場所としてのニーズばかりが強調されてしまうのも問題と感じています。

 SFCの場合、図書館に来る学生は多いように思われますが、ここ5年間くらいの利用者数のグラフを見ると、減りつつあることがわかります。質問の数や相互貸借の数も減ってきています。電子化が進んでいることもあり、図書館に来なくても、自分の研究室から必要なデータベースにアクセスできれば問題ないと考える人もいます。そういった人たちへのサポートも考えなければなりません。

 現在はウェブページ上でデータベースにアクセスしようとすると、何かをクリックして、選んでという手順になり、蔵書検索とは違った手順になっているので、バラバラでアクセスしにくいという感じがあるのですが、将来的には、蔵書検索やデータベースサービスといったウェブサービス全般をシームレスな仕組みで提供していければと考えています。個別のニーズにあったものを適切に選べるナビゲーションづくりを含めて、これから検討していく予定です。

プロフィール

大学名 慶應義塾大学SFC
創立 1858年
所在地 神奈川県藤沢市遠藤5322
学生数 約3万4000人
学部 文学部、経済学部、法学部、商学部、医学部、理工学部、総合政策学部、環境情報学部、看護医療学部
Webサイト http://www.keio.ac.jp/

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