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國學院大學

導入事例 Case Study

ブランディング広報 戦略立案のベースの決め手、
『大学ブランド・イメージ調査』

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総合企画部 広報課 主任 萩 慎太郎 氏

導入しているサービス
  • 大学ブランド・イメージ調査

 明治15 年(1882 年)に設立された皇典講究所を母体として誕生した國學院大學は、以来、「日本文化・歴史・文学の究明」を建学の精神に、日本人が拠って立つ基礎の研究を行ってきた教育機関である。「一人一人が持って生まれた個性を尊重し、その本分を尽くすこと」これこそが國學院大學の使命といえる。
グローバル化が叫ばれる昨今、「日本人とは何か」を学び、日本文化を世界に発信し続けるグローバル人材の育成に取り組んでいる。

※2013年8月作成「大学におけるデータ活用事例~ブランドの価値向上を目指して~」より。

「大学ブランド・イメージ調査」をお知りになったきっかけは何でしたか

 大学関係の方々は、この製品については良くご存じかと思います。私もだいぶ前から存在自体は知っておりました。私は昨年春に広報課に異動になったのですが、それ以前は入学課で入試募集広報担当を務めておりました。その時 代に購入して「あぁ、こういう風にうちの大学は受け取られているんだな」という現状把握のために使用していました。

 現在のセクションでは、大学全般にわたるブランディング広報を担当していますので、大学が一般の方々からどのように受け止められているかは非常に気になります。
普段接点がなく情報収集しにくいので、一般の方のデータが得られるのは大変有用と感じ、採用しました。

導入されて、率直な印象はいかがでしたでしょうか

 正直な感想としまして、「もっと早く買っておけば良かった」と思います。
私どもに限らず、各大学とも2018年以降の18歳人口の減少という事柄に対して、小手先の制度改革では対応しきれるものではないと認識していると思います。 やはり「大学の持っているブランド力の強さ」が重要です。
本学では創立130周年を迎えた昨年が大きな転換期となり、ブランド力強化に向けて動き出しました。

 一概に「ブランディング広報」と申しましても、その意味・定義は学内でもさまざまだったのですが、議論を重ねて行く中で、本学の取り組みを着実に周知させていくという、地道な活動が最も大事だという結論に至りました。
そのためには、國學院大學が世間一般から持たれているイメージを分析してPRする必要があり、そのためのツールとしてこの調査を活用したわけです。

具体的な活用法についてお聞かせください

 本学では、入学者、そして受験生やその保護者を対象にそれぞれアンケートを実施しています。
これらで得られるデータには一長一短があり、これらを補完する意味でデータを使用しました。

 たとえば、「立地」については、高校の先生方や親御さんには認知されているものの、有職者・社会人の方々には「國學院= 渋谷」という理解がやや低いと判明しました。

 上記の3つのアンケート結果に加え、「大学ブランド・イメージ調査」の4つのデータを比較してみることで、本学の「強み、弱み」、「キャラクターづくりの指針」、「学修内容の認知度」に差異が出てくるとわかりましたので、吟味して取捨選択を行い、広報活動全体に反映させています。

 個々のスコアを高めるための活動を漠然と行うよりは、併願校と比較した中で、同じようなスコアでイメージ曲線を描いているところに対して、本学の特長をどう打ち出していくかがポイントだと感じています。

差し支えない範囲で、実例を教えていただけますか

 本学は「誠実」「正直」「伝統がある」といった項目ではスコアが高く、「エネルギッシュである」という項目ではやや低めのスコアです。別の調査データでは、エネルギッシュな評価をされている併願校に近いイメージとの結果が出ましたが、志願候補者、入学者のアンケートでも同じ結果を得ており、方針決定の際の一助となりました。

 そのアウトプットの一例ですが、志願者向けのガイドブックは以前、学生を登場させた、明るさを中心としたコンセプトで制作していたものを、昨年版から「伝統」と「格式」を感じるデザインに一新し、本学の思いですとか、知の財産・図書、輩出した卒業生をフィーチャーしたものに変更しました。
おかげさまで学内とOB からは「國學院らしいものになった」と評価を得て、今年版もこの路線を継続しております。

首都圏以外の地域への広報活動についてお聞かせください

 東日本地区の志願者が多いのですが、神社の神職を養成する大学でもあるため、地方からの入学者も比較的に多く、特に上京してくる学生数の多い福岡や広島では、バス広告やラジオ番組なども利用しています。
また、短期大学部が北海道にありますので、将来的には大学ブランド・イメージ調査も全国版を導入して活用したいところですね。

最後に、國學院大學が特に力を入れている活動・アクションについて教えてください

 まず、「グローバルな人材育成」があります。
他大学でも掲げているテーマかと思いますが、本学は日本の伝統文化に強いという特長がありますので、「日本の伝統文化をいかにして外国語で説明するか」、日本の伝統文化を発信するための力を養うため、「もっと日本を。もっと世界へ。」をスローガンに掲げ、様々な取り組みを行っています。

 その一環として、「國學院英検」を実施しています。
「文化発信型英語力」を開発することが目的です。また英検の関連活動として、英語でお点前を教えるイベントや、「東京探訪・英語バスツアー」なども開催しています。

 渋谷キャンパスにはランゲージセンターの建設も予定されており、日本文化を英語で学ぶ・英会話を楽しむ場所として活用していく計画です。

プロフィール

大学名 國學院大學
創立 1882年
所在地 東京都渋谷区東四丁目10-28
学生数 約10,391人
学部 文学部、経済学部、法学部、神道文化学部、人間開発学部
Webサイト http://www.kokugakuin.ac.jp/

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