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東洋大学

導入事例 Case Study
図書館事務部 図書館事務課<br />
大井 恵司 氏、新井 未来 氏

『日経テレコン』『日経BP記事検索サービス』で
図書館の利用率を向上

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図書館事務部 図書館事務課
大井 恵司 氏
新井 未来 氏

導入しているサービス
  • 日経テレコン(教育機関向け)
  • 日経BP記事検索サービス

 1887(明治20)年、哲学者井上円了が創立した「私立哲学館」を前身とし、現在は11学部44学科を有する総合大学。創立者のかかげた「諸学の基礎は哲学にあり」を教育理念として、「哲学教育」「国際化」「キャリア教育」の3つの基本方針のもと、グローバル人財の育成に力を入れている。スーパーグローバル大学の選定を受け、更なる国際化に向けて研究基盤の充実・整備が進む。また、近年では陸上・水泳をはじめとするスポーツの分野での学生の活躍も目ざましい。

データベースの利用状況についてお聞かせください

 本校の図書館では、さまざまなオンラインデータベースを用意していますが、中でも日経テレコン、日経BP記事検索サービスは、学生によく利用されています。

 アクセスの状況は、特にデータベースのガイダンスを行う4月、5月と10月、11月は飛躍的に伸びます。日経テレコンに関しては、普段、同時アクセス数を10に限定しているのですが、春と秋の3カ月間は同時アクセス数を無制限で利用できるように契約しています。また、日経テレコンは他のデータベースと違って、3月にもアクセス数が伸びるのが特徴です。通常、3月は春休みですが、就職活動の時期でもありますので、学校に来て企業研究に活用している学生が多く見受けられます。白山キャンパスの図書館は、毎月延べ10万人ほどの学生が利用しますので、普段でも、10アクセスは常に一杯の状態ですね。

今年度から『日経テレコン 業界・企業研究パック』を導入された経緯についてお聞かせください

 就職活動では、企業や業界の情報が欠かせません。学生には、雑誌や書籍で情報収集に当たってもらっていたのですが、書籍の数には限りがあります。一人の学生が書籍を独占するのも望ましくないので、代替するデータがないか探していたところ、このサービスの話を聞いて、すぐに導入を決めました。日経テレコン 業界・企業研究パックなら、複数のキャンパスの学生が同時に利用出来ますし、最新の業界動向から企業の詳細まで簡単に調べられるので、学生たちの効率的な情報収集に役立つと期待しています。

データベースガイダンスも積極的に行っているようですね

 図書館主催のガイダンスでは、職員が図書やデータベースの活用方法などを紹介しています。教員からの依頼で授業時間内に行うガイダンスも実施しています。日経テレコン、日経BP記事検索サービスの場合は、春と秋に日経メディアマーケティングの講師による講習も行っています。春学期には基本的な操作方法、秋学期には就職活動での活用方法をメインに講習しています。

 今は就職・キャリア支援部との共催で「就活に向けたデータベース活用」に特化したガイダンスを計画中です。これからも学生に役立つ講習を実施していきたいですね。

授業やゼミではどのように活用されていますか

 検索方法に関しては、今の学生は日頃からスマートフォンなどで慣れていますが、情報の取捨選択や扱い方は、教えていく必要があると感じています。教員の中には、新聞を教材として、情報の取捨選択や引用の方法、レポートの書き方を教えるケースもあります。実際の新聞紙面では、記事の扱いの大小、紙面のどこに掲載されているか等で情報のプライオリティが分かります。その点、日経テレコンは新聞の紙面がそのままPDFで取り出せるので、授業を受けた学生は、ネットだけではなく新聞紙面を読み解くことの大切さに気付くそうです。図書館事務部でも、情報の信憑性や引用の仕方など、情報リテラシーについて常にレクチャーしていかなければいけないと思っています。

『日経テレコン』、『日経BP記事検索サービス』についてのご意見はありますか

 東洋大学は昨年「スーパーグローバル大学」の一つに選ばれ、グローバル教育にも力を入れています。海外からの留学生もたくさん通っていますが、彼らにとって、インターフェース(検索画面)が日本語だけだと分かりにくいようです。できれば英語など外国語にも対応されていると使いやすいですね。

 それから、たとえば論文検索に特化した「Google Scholar」では、「引用」ボタンを押すとその論文の引用書式が表示されるようになっています。日経テレコン、日経BP記事検索サービスで記事を引用する場合も、同様の機能があると学生も使いやすいと思います。

今後、図書館として拡充していきたいテーマについて教えてください

 今、図書館は本を読むだけの場所ではなくなり、さまざまな役割が求められています。2013年度に白山キャンパスの図書館をリニューアルした際、グループ単位でディスカッションしながら研究できる「ラーニング・コモンズ」を設置したのも一つの例で、可動式のテーブルや椅子、ホワイトボードを導入して、自由な討論ができるような環境づくりを目指しています。あわせて、PCの増設や無線LANも整備しました。今後も、どういう機能が必要か、模索している最中です。

 東洋大学には白山のほか、埼玉県の朝霞、川越、群馬県の板倉にキャンパスがあります。それぞれ学部や周辺環境が違うので、図書館のニーズも変わってきます。キャンパスによっては、地域に図書館を開放するなど、地元に根ざした取り組みも行っています。

 もちろん、ベースとなる蔵書やデータベースの拡充は常に図っていきたいと思っています。スペースの問題もあるので、蔵書を電子ブックに代替することも今後検討が必要です。オンラインデータベースについての課題は、システムの関係で学外からはアクセスできない状況にあることで、いずれはこれも解消したいと思っています。

キャンパス写真

(日経MM情報活用塾メールマガジン9月号 2015年9月17日 更新)

プロフィール

大学名 東洋大学
創立 1887年
所在地 東京都文京区白山5-28-20
学生数 29,910人(2015年 5月現在)
学部 文学部、経済学部、経営学部、法学部、社会学部、理工学部、国際地域学部、生命科学部、ライフデザイン学部、総合情報学部、食環境科学部
Webサイト http://www.toyo.ac.jp/