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導入事例

導入事例 Case Study
商学部の政岡孝宏准教授とゼミ生

企業の比較研究や就活に役立つ
『NEEDS-CD ROM/DVD』

広島修道大学

商学部 准教授(取材当時) 政岡 孝宏 氏

導入しているサービス
  • NEEDS 日経財務データ DVD版

 広島修道大学は、広島藩の講学所を淵源(えんげん)とする学校法人修道学園が設置する大学であり、「道を修める」という建学の精神に基づき、「地域社会の発展に貢献できる人材の養成」を理念として掲げています。本学の「修道」という名は、中国の古典『中庸』の「道を修めるこれを教えという」に由来します。この一節の「修める」とは「整える」という意味であり、「道を修める」とは「学びの道を整える」営みとして理解し、この主旨を踏まえ、本学としての教育力を「修道力」として位置づけています。本学は、グローバル化及び人口減少が進んでいく時代的背景を重視し、「地球的視野を持って、地域社会の発展に貢献できる人材の養成」を教育目標に設定し、地域社会と連携しながら、この目標を実現できるように務めています。

今回は、「NEEDS-CD ROM/DVD」をご活用いただいている広島修道大学様をお尋ねし、商学部の政岡孝宏准教授とゼミ生らに採用の理由や活用方法などについて伺いました。

まず、政岡先生にお聞きいたしますが、学部のカリキュラム全体の中で、企業の財務データについての学習や研究はどのような位置づけにあるのでしょうか?

 (政岡氏)当学部では、1年次に簿記3級レベルの科目を必修としておりますが、ここで会計の基本的な考え方に慣れてもらい、2年次で企業の経営分析について学んでもらうというステップを踏んでいます。こうした基礎を学んだうえで、3年次の私の講義である「経営分析論演習」やゼミでは、財務データを駆使して企業や業界の全体像を深堀していくことにしています。もう少し具体的に申し上げるならば、3年生以上では、第一段階として、カメラ、空運などの業界ごとに属する2社について単年度での業績など財務データを比較・検証するという作業を行います。第2段階では、同一業界2社について複数年の財務データを時系列で追いかけて経年比較するという検討を進めます。最終段階として、同一業界の3社以上について複数年の経年比較をテーマとして学生たちに課していますので、いずれにおいても財務データは不可欠です。

では、どのような理由で「NEEDS-CD ROM/DVD」を導入されるようになったのでしょうか?

 (政岡氏)実は、広島修道大学に奉職する前の大学図書館では「NEEDS 日経財務データ」の前身にあたるといったらいいのでしょうか、「日経経営指標」を購入しており、自分の研究などに活用していました。ところが、広島修道大学の図書館では他のデータベースを採用しており、「NEEDS」の契約がありませんでした。それは不便だということで、数年越しの交渉でやっと導入してもらい、2014年4月から使えるようになりました。当初は個人の研究目的や講義資料の作成に活用していましたが、2015年4月からはゼミで本格的に使い始めました。というのもゼミ生の中に倒産企業の研究をテーマにしている学生がいまして、業界全体の動向を踏まえて、倒産企業の位置づけや特異性を調べる必要があったというのが直接のきっかけだったかと思います。そして、2016年4月から私の一般の授業でもNEEDSの使い方を学びつつ、講座の目的である経営分析や企業の横断的比較研究に結び付けています。

具体的に、どのような点でNEEDS日経財務データがお役に立っているでしょうか。

 (政岡氏)他のデータベースでは出来ない様々な分析が容易にできることが第一に挙げられます。業界平均一つをとっても根拠を持って簡単に計算できますし、業種もより細かく指定できるので、より正確な業界研究が出来ます。もちろん、研究対象となる企業の経営指標をスピーディーに経年で表やグラフにまとめられることも良い点です。表やグラフによる一覧性も大切で、数字の字面だけではなく、具体的なイメージを得ることで新しい発見や気づきもあるようです。それと、これは意外な効果とでも言えばいいのでしょうか、分析指標が手軽に得られることで作業時間がかからなくなったため、逆に、数値の根拠や中身を検証する学生が増えました。例えば、当座比率で用いる当座資産には何が含まれるかにこだわるとか、そもそもの概念や枠組みに興味を持つようになり、これまで以上に経営分析への関心や理解が深まったという感触があります。NEEDSにはコードブックがあるので、それを基に中身を理解、捕捉できますから。ビッグデータ時代であればこそ、データの根拠、あるいは出典から理解していることが重要だと考えています。

実際に活用しているゼミ生は、どのように思われていますか?

 (ゼミ生A)私は小売業とコンビニエンスストアを調べてゼミで発表したのですが、他社のデータベースに比べて、NEEDS日経財務データの方が、設定が簡単で使いやすかったです。しかも、画面のナビゲーションに従って対象会社や出力項目、期間などを指定できる『ウィザード指定』機能があるので、目的とするデータにたどり着くまでの時間が少なくて済みました。もちろん、初めて画面を開いた時も、ウィザード指定機能があったので、とっつきやすかったという印象が残っています。

 (ゼミ生B)私は4年生で、すでに就職先の企業も内定しているのですが、もっと早くNEEDSを知って使いこなせていれば、就職活動の面でも役に立ったかなと思っています。就活を通じて気づいたことですが、やはり企業研究の面で、当該企業の優れていない点や課題などを数値データを基に理解し、面談の席などで質問したりすることで、一歩踏み込んだ会話ができたかなと考えているからです。後輩たちには研究の面だけではなく、就活でも活用できることを強く訴えたいですね。

発表するゼミ生の写真

最後に、今後の展開や改善要望などがございましたならばお聞かせください。

 (政岡氏)今後はデータベースの導入範囲を拡大したいと考えています。私が担当する経営分析論で言えば、比較対象を同一業界内企業とするだけではなく、『業界①VS業界②』であったり、『業界①VS隣接業界②』といった枠組みも考えたい。また、本学は金融機関への就職希望の学生が多いので、金融関係のデータ分析を出来る環境を整えたい。データベースの利用者を増やしていくためにも日経NEEDSを活用した全学対象の企業分析講座などを開催できればと思います。要望としては、企業の財務データの一覧とともに、ワンクリックで有価証券報告書そのものにリンクできるような機能があるといいですね。数字と文章、定量的なものと定性的なものの両面から企業や業界を深く知るうえで便利だと思います。

キャンパス写真

本日は、貴重な時間を頂戴いたしまして、ありがとうございました。

(日経MM情報活用塾メールマガジン9月号 2016年9月26日 更新)

プロフィール

大学名 広島修道大学
創立 1952年
所在地 広島県広島市安佐南区大塚東1-1-1
学生数 約6,121人(2016年5月現在)
学部 商学部、人文学部、法学部、経済科学部、人間環境学部、法務研究科
Webサイト http://www.shudo-u.ac.jp/

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